
今日の関東は4月の気温だったとか。しかし、来週は真冬に戻ったようになるようです。三寒四温の季節は体に堪えますが、穏やかな春まであと少しの辛抱です。
精神科の話です。「よく話を聞いてくれてよい先生」という評判を聞いていると、それがその方にとってそうなのかどうか、診断書を書いてもらうとその書面からにじみ出ると感じます。患者さんの状態を知ろうと探求するお医者さんの診断書は、言葉選びも的確なためか、短い文でも深みが感じられます。
一方で、客観的事象のみを並べ作成される診断書もあり、受け取ったときに頭を抱えてしまうことがあります。「退職を繰り返した」事実だけではなく、そうなったのは、患者さんの心身の状態とどのような関連があったのかまで記載していただきたかったからです。
また、日常生活や就労に支障を及ぼすほどの症状なのかどうかも、記載してほしいところです。「大きな音が苦手」だけは足りず、苦手でも一般就労をするには問題ない人もいます。大きな音でパニックとなり、道路に飛び出してしまうなど危険を顧みれなくなるほど激しい症状に悩む人もいます。具体的な支障を表してほしいのです。
深みのない診断書を受け取る患者さんは、薬を処方してくれれば良い、とお医者さんに多くを期待しなくなってきたようです。病気で通っているので、期待したり思うようにいかなかったり、気持ちが揺れ動くような受診はしんどくなるので避けたい、という思いもあるかもしれません。
お医者さんと深く付き合うことを最初から放棄してしまうと、診断書を書いてもらう段になって困ることがあります。どうかご自分に合う先生を選んでいただきたいところです。
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