年金機構の照会を待つ提出もあり

8月の終わりになって大型台風が列島を襲い、各地で観測史上最大の雨量となっています。短い期間に記録がすぐに更新されるので、異常な気候はもはや通常だと考え備えつつ過ごすしかないのでしょうか・・・。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

 

障害年金の請求代理の仕事を始めて15年ほど経ちます。お客様ごとご病気の経過が異なるのはもちろん、強調すべき症状を慎重に表現しなければならないケース、初診日と考えられる日が複数あるケースなど、個別に戦略を考えるのが私の仕事となります。ポイントをどこに置くと診査に通りやすいのか、慎重に聴き取りながら組み立てます。

 

時には難しい案件もあります。AかB、正解がどちらになるのか迷うようなケースです。このような場合、不支給にはならないだろうというところまで書類を揃えて提出してしまいます。迷いながら追加で書類を揃えている間に請求日が延びるより、出してみて年金機構の返答を待ってみます。このように進める理由は、請求日、つまり受付日が延び月をまたぐと、受給できる月数が減ることがあるためです。不利益をできるだけ小さくするため、受付日を先に決めてしまうのです。

 

もし、年金機構から問い合わせ(照会)があっても指示は明確です。追加の書類を指定されるので、「この部分を詳しく確認したいのだな」とわかります。また、受付日は基本的に動きません。提出期限はあるものの、事情を話せば必要な期間分、期限の延長に応じてもらえます。指示された書類を出し支給決定されれば、受付日に応じ年金支給されるので、受給できる金額の不利は生じません。診査期間はかかっても確実に支給決定を得るため、年金機構の照会ありを織り込んで提出する方法を取ることがあるのです。

 

 

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