障害年金は社会とつながる糸口

 記録的に暑い5月だそうです。しかしまだ夜は気温が下がるので、皆さま、風邪にお気をつけください。

 

 お陰様で、今月も支給決定のお知らせをいただいております。中には、診断書の出来上がりにお時間の要るケースがありました。ご依頼いただいてから1年が経とうというところ、ご要望どおりの結果が得られ一安心しています。

 

 暖かい気候でご体調に良いためなのか、最近3人のお客様から明るいご連絡をいただき、うれしくなっております。いずれも精神疾患の年金ご請求で関わった方です。請求時はどの方も、お1人では外出もままならないという、大変重い状態でした。

 

 A様は、障害年金を受け数ヵ月経ちました。ご自分のお名前で定期的な入金があることで、自立を考えるようになったご様子です。新たな治療を受け症状が大きく改善されたこともあり、少しずつ働けるようになってきた、と連絡がありました。

 驚いたのは、電話口のお声が別人のように張りがあったこと。その方に合う治療法に出会うと、劇的に良くなることもあるのだな、とあらためて感じました。


 B様は、支給が決定したばかり。年金の請求という大仕事を終え、幾分気持ちの整理がついたようです。「できるだけ前を向いて進みたいです」という力強いお言葉に、結果が出せてよかった、と心から思いました。


 C様は提出を終えたばかりでまだ結果が出ていません。が、この数ヵ月にC様の人生を揺るがす様々な出来事を経験され、苦しみながらも山を越えつづけました。気になっていた年金の請求も終わり、肩の荷が下りたようです。「前に比べて気力が少しずつ戻ってきています」、「思考ができるようになってきたんです」など、症状が上向いているのことを実感されています。


 精神疾患の方は特に、年金請求をきっかけに視界が開ける方が多いです。引きこもりがちで"自分は社会から忘れられているんではないか"、と感じていた方が、障害年金の支給決定で自己確認しているよう感じられます。

 そのような切羽詰まった方々からご依頼を戴くので、誠心誠意、私の能力の限り務めております。